本記事では初めての自作PCの組み立てを紹介します。使用パーツについては前回のパーツ構成編をご覧ください。
長くなったため静音化のための設定と組み換えは別の記事にします。
PCケースの準備
ネジ類がケース内部の箱に収められているので取り出します。
リアファン1つとフロントファン3つが既に設置されており、付属のファンコントローラーに接続されていました。
ケース下部に設置するリバースファンは箱に入ったままだったので、取り出します。
付属ファンがそのままだとあまり静かでなかったので、取り付け直しました。
マザーボードにパーツを設置
マザーボードも箱からマニュアル類を取り出します。マザーボードを袋から取り出す際は箱やタオル、取り出したあとの袋などで置き場所を作ります。
(グラフィックボードの大きな緩衝材でもやりやすいそうです)
CPUを箱から取り出します。ソケットとの接触部分に触れないよう気をつけます。
ソケットカバーを持ち上げてCPUを載せます。レバーに付いていた緩衝材は取り外しました。
搭載完了です。保護カバーは保証に必要なので保管しておきます。
CPUファンを設置
CPUファンを箱から取り出し設置します。
既に付属のグリスが塗られているのですが、今回はグリスを塗り直すのでメガネ拭きで拭き取っておきます。
ヒートシンクとファンを取り付けます。
マニュアルを見ながらバックプレートを設置します。このマザーボード(LGA1700)用のパーツを使用してバックプレートと土台(?)を固定します。
CPUにグリスを塗ります。バツ字に塗りましたがそんなの関係なく明らかに量が多いです。正常に動作したので良しとします。
ヒートシンクをねじ止めしていきます。細身のヒートシンクなので取り付けはすごく楽です。長めのプラスドライバーが一本あったのもよかったですね。
ファンをクリップでとめます。結構力が要りました。
取り付け完了です。ケースに入れる前にCPUファンのコネクタに繋いでおきます(CPU_FAN)。
メモリを設置
メモリを箱から取り出し設置します。デュアルチャネルで動作させるため灰色のスロット2つに差し込みます(マニュアルを読みました)。
CPUファンとは全然干渉してなさそうです。
SSDを設置
このマザーボード(ASUS TUF GAMING B660M-PLUS D4)にはSSD用のヒートシンクがついているので、それを取り外し、スロットに挿し込みます。
ヒートシンクのフィルムを剥がして取り付け直せば、設置完了です。
PCケースにパーツを組み込み
PCケースにマザーボード、電源ユニット、HDDを組み込んで、配線しながらグラフィックボードを取り付けます。
マザーボードの組み込み
先ほどパーツを取り付けたマザーボードを、バックプレートが収まるようにPCケースに取り付けます。マザーボードとPCケースはネジで止めます。
電源ユニットの組み込み
電源ユニットを組み込みます。フルプラグインなので、配線は程々に考えればよかったです。
HDDの組み込みと電源の配線
HDDはそれ用のスロットがあったのでそこに挿し込んでマザーボードと接続すれば済みました。電源もマザーボードに接続し、加えてファンコントローラーにも接続します。
グラフィックボードの設置(失敗)
マザーボードにグラフィックボードを挿し込んで、ケースと固定します。
この際、スロットを間違えており後ほど修正しています。「リバースファンはこう使うのか~」とか勘違いしていました。(上部にある銀色のスロットが高速)
通電し動作確認
起動しました!
読み込まれていないものは?
BIOS画面で設定を確認し、意図した結果がでているか確認します。
- メモリの速度が2133MHzと低い
- ファンがCPUファンしか読み込まれていない
- ファンがうるさい
メモリの速度を上げる
自動でクロックが上がるメモリではないので、BIOSのX.M.P設定をON(Enabled)にして、メモリの動作クロックを3200MHzにします。
ファンは?
ファンコントローラーに接続されているものがBIOSで表示されていない(マザーボードに繋がっていない)だけなので、読み込み自体はされていなくても正常なのですが…
「付属のファンを付属のファンコントローラーで動かすとうるさい」という問題については設定などで後ほど対応しようかと思います。
Windows10のインストール
USBのついたパッケージ版を購入したので、挿し込んでインストール。
無事に終わり、各パーツが読み込めていることも確認できました。
ベンチマークテスト!
初自作PC、待望のベンチマークテストです。パーツの性能からおおよその点数はわかっているため、高負荷をかけた際の温度や騒音を測り静音化のための設定を探るつもりです。
CrystalDiskMark
正しく設置し読み込まれているかのテストです。おおよそ評判どおりの数値が出たのでOKです。
Cinebench
CPUに高負荷をかけるためクロック数と温度を測りながら行ないます。MAX77℃でおおよそ評判どおりの数値が出たのでOK。まだBIOS画面でファン設定を行なっていませんが現状だと冷却は足りていそうです。
FINAL FANTASY XV BENCHMARK (FF15ベンチ)
グラフィックボードに高負荷をかけるので、グラフィックボードのクロック数と温度を測りながら行ないます。さらにケース内温度が上昇した際にCPUの冷却が足りていているかも見るために、CPUのクロック数と温度も測ります。
冷却が足りているはずなのに期待どおりの数値が出ませんでした。
電源オプションやグラフィックボードのドライバを確認したりもしましたが…結局グラフィックボードを挿すスロットが違うことが原因でした。
残された課題
付属のファンがうるさい!!
正確には「付属のファンを付属のファンコントローラーで動かすとうるさい」ということなので、設定と組み換えでなんとかならないか挑戦しようと思います。
次回は設定・組み換え編
ファン設定についても記事を残す予定です。
よろしければお付き合いください!