PCゲームがフリーズする原因は一つではありません。この記事では、フリーズの原因別に、初心者でも試せる簡単な対処法から、より専門的な解決策までを網羅的にご紹介します。
原因はどこにある?
- CPU
- グラフィックボード
- メモリ
- ストレージ
- グラフィックドライバー
- OSやランタイムパッケージ(DirectXやVisual C++)
- ゲームソフトや関連ファイル
対処する前に
チェック環境を決めておこう
決まったタイミングでゲームがフリーズするのであれば、そのフリーズを回避できれば良しとするかと思います。
可能であれば、その際のPCの状況をメモしておき、対処法を試すたび状況を確認すると、原因特定に役立つでしょう。
タスクマネージャーやMSI Afterburnerの使用がおすすめです。
- 各パーツの温度や使用率、速度
- ゲームのどんなシーンで止まるのか
各種ベンチマークソフトでフリーズを再現できることがあります。ゲームのデータに影響が出ることを抑えられるため、チェック環境用に一度試してみてください。
- FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク
- モンスターハンターワイルズ ベンチマーク
など…
原因箇所の特定は大事
不具合解消の思い切った選択肢として、パーツを交換する、OSやソフトを入れ直して環境を再構築するというものがあります。
原因箇所が特定できていると一部パーツ交換、一部再構築といったことを行いやすいので、闇雲に試さずに症状を確認しながら対処作業を進めることがおすすめです。
フリーズするときの対処法
PCゲームがフリーズするときの、よくある原因と対処法を原因箇所ごとに紹介します。
実際の操作については記事ができ次第、随時追加する予定です。
CPU
- 電源オプションからプロセッサの状態を100%に固定
- BIOSで自動オーバークロックをオフにする
- BIOSで手動オーバークロック(上級者向け)
- BIOSで電力制限
- ケース内の清掃
CPUが原因でフリーズする場合、主な問題は、 クロック数の急な上下動、性能不足、オーバーヒート です。
対処法としては
- Windowsコントロールパネルの電源オプションから、プロセッサの電源管理を変更して、クロック数の100%が常に出るようにします。
ゲームや動画編集が快適に!電源オプションでパフォーマンスを100%引き出そう!
これにより、クロック数の急な上下が解消されます。続いて、
- BIOSで「余裕があれば勝手にオーバークロックする」自動オーバークロック機能を無効にしましょう。
そうすることで、いわゆるベースクロックが常に発揮される状態になり、オーバークロックやそれに伴う電圧・発熱の変化によるフリーズを回避できます。
自動オーバークロック機能を無効にすると、クロック数が元より下がってしまいます。性能不足が疑われる場合、
- 手動でオーバークロックして元のクロック数に近づけることも可能です。(自己責任でお願いします)
また、CPUの冷却が間に合っていないと、CPU温度を抑えるためにクロック数などが自動調整されます。
※サーマルスロットリング:CPUが熱くなりすぎたときに、故障を防ぐために自動で性能を下げる機能
これも動作の不安定さにつながるため、
- BIOSでCPUに電力制限をかけることで予め温度を抑える
- ケース内を清掃することで冷却性能を取り戻す
ことが有効です。
BIOSでのCPU電力制限設定のやり方【Intel・AMD】
BIOSでのオーバークロック関連に触れたくない方は先に電力制限をお試しください。
消費電力や発熱とともに最大クロック数・最大電圧が下がるため、元の上限付近で問題が出ていた場合、不具合が解消する可能性があります。
グラフィックボード
- MSI AfterburnerでPower Limitを設定
- MSI Afterburnerでダウンクロック
- DLSSやFSRの使用
- 清掃と挿し直し
グラフィックボードが原因でフリーズする場合、主な問題は、 電圧変動、性能不足、オーバーヒート です。
CPU同様、最大クロック数をポンと出そうとした際にフリーズが起こりやすく、
- 電力制限で発熱・クロック数・電圧の上限を下げることが有効です。
グラフィックボードの電力制限はBIOSではなくソフトウェア(MSI Afterburner)で行います。
うるさいグラボに!電力制限のやり方【MSI Afterburner】
- また、クロック数を下げる設定をすることで動作する電圧を実質下げることも可能です。
動作クロック数を下げることで性能低下が起こりますが、性能不足となる場合ゲーム内設定をより低画質にするのが手っ取り早いかと思います。
- 画質を保ちたいなら、DLSSやFSRを使用してグラフィックボードの負荷を減らしましょう。
DLSSはNVIDIA、FSRはAMDで使用できる、ゲームの画質を維持しながらフレームレートを向上させる技術です。
ゲーミングPCのfps向上も!NVIDIA公式ソフトの設定【NVIDIA アプリ/ NVIDIA コントロールパネル】
ゲーミングPCのfps向上も!AMD公式ソフトの設定【AMD Software Adrenalin Edition】
そのほかGPUにも温度上限はあり、上限ギリギリだと動作が不安定になります。
- ケース内を清掃することで冷却性能を取り戻す
- グラフィックボードを挿し直す
などケース内の物理的な処置も有効です。
メモリ
- 仮想メモリの最適化
- メモリを増設する
メモリが原因でフリーズする場合、主な問題は、容量不足です。
メインメモリが足りなくなってWindowsの仮想メモリが使われることが有名な現象で、
- Windowsの設定で仮想メモリを最適化する
- メインメモリを増設する
というのが主な対応になります。
メモリ使用率は確認がしやすいです。
タスクマネージャーやMSI Afterburnerなどでゲーム中の様子をチェックして、メモリがパンパンかどうか調べてください。
ストレージ
- LPMを無効にする
- SysMainを無効にする
- ストレージを挿すパーツを挿し直す
ストレージが原因でフリーズする場合、主な問題は、動作停止、使用率100%、接続ミスです。
LPMはストレージの自動省電力機能で、SATA接続のストレージに長時間アクセスがないとその動作が一時停止されます。
これがゲーム中に起こるとフリーズとなります。
またSysmainはシステムパフォーマンスの維持向上を図るものですが、普段からメモリやストレージに読み書きを行うため使用率を上昇させます。
フリーズへの対策として、
- LPMを無効にする
- SysMainを無効にする
ことをおすすめします。
加えて、ストレージを挿す際になにかアイテムを使用されている方は、そのアイテムの見直しや挿し直しをしてみてください。
グラフィックドライバー
- ドライバーを最新版にする
- ドライバーを安定版にする
グラフィックドライバーが原因でフリーズする場合、主な問題は、互換性がなくなることです。
ゲームやドライバーのアップデートをきっかけに、自分の環境とプレイしたいゲームの間でズレが出ることがあります。
問題がないバージョンのドライバー(またはゲーム)を使用するというのが対処法です。
ドライバー側では、新機能やバージョン名で検索して従来と変わった点を確認できればより良いです。
ゲーム側では、プレイしたいゲームのタイトルでネットやSNSを検索して、同様の症状を訴えるコミュニティがないか確認しましょう。
OSやランタイムパッケージ(DirectXやVisual C++)
- Windowsアップデートを実行する
- ランタイムパッケージを再インストール
OSやランタイムパッケージが原因でフリーズする場合、主な問題は、バグが直っていないことです。
一般に、最近のゲームソフトであれば最近のWindows環境で動作が確認されており、古い環境のサポートは切られていきます。
自分の環境が著しく遅れていないか確認しましょう。
またランタイムパッケージ(ソフトの動作環境)は様々なソフトウェアと同時にインストールされるもので、基本的に触る必要はありません。
しかし「とにかくこのゲームを正しく再インストールしたい!」という際は、ゲームのみならずランタイムパッケージも正しく再インストールされているか確認してください。
ゲームソフトや関連ファイル
- 再インストール
- 保存先の見直し
ゲームソフトが原因でフリーズする場合、主な問題は、ゲームのバグ、保存ミスです。
プレイしたいゲームのタイトルでネットやSNSを検索して、同様の症状を訴えるコミュニティがないか確認しましょう。
ゲームソフト側を最新の正しいデータにするためには、再インストールが有効です。
保存ミスはゲームのインストール先を誤るということですが、例えば別のストレージのMyGamesなどに設定ファイルだけ保存されていることがあります。
Modを入れ損ねているかもしれません。
ゲームタイトルなどでファイル検索(フォルダ検索)をかけて、ゲームをインストールした際どこに何が入るか確認しておきましょう。
ファイル検索ソフトは「Everything」がおすすめです。
以上、PCゲームがフリーズするときの原因と対処法でした。
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