ゲーム中の急な処理落ちやフリーズで困っていませんか?
CPUのターボ機能を無効にすることで、動作が安定する場合があります。
この記事では、ターボ無効によるメリットやデメリット、具体的な設定方法を解説します。
※Intelの「Turbo Boost」、AMDの「Core Performance Boost」「Precision Boost Overdrive」に関する記事です。
CPUのターボとは?
ターボ(ターボブースト)は、CPUの処理速度を負荷に合わせて自動で向上させる機能です。
CPUはメインの計算処理をするパーツで、処理性能はクロック数(動作周波数)が上がるほど良くなります。
ターボを有効にすると、処理するものが多い高負荷時にクロック数を引き上げ、処理を早く終了することが可能です。
自動的にクロック数が上がるため、「自動オーバークロック」と呼ばれることもあります。
ターボ無効のメリット
クロック数の乱高下を回避できる
自動で性能が大きく変動するため、高い負荷がかかるソフトを使用していると、不意に処理落ちが発生することがあります。
体感で不便なのはもちろんのこと、動画の書き出し(エンコード)など継続して正確な処理が求められる場面では、処理落ちは作業失敗の一因です。
ゲームでもソフトの処理落ちが対戦成績に影響を及ぼしたり、そもそもソフトがフリーズしたりといいことがありません。
ターボなしでも処理性能に満足できる場合、無効にすることでソフトの動作を安定させることができます。
それでもなるべくPCの全力を出したいんじゃ!という方は下記の記事もご覧ください。
ゲームや動画編集が快適に!電源オプションでパフォーマンスを100%引き出そう!
ハード面の負荷を軽くできる
ターボ機能によってクロック数が上昇する際、それに合わせてCPUにかかる電圧も上昇します。
この電圧の上昇・変動を抑えることでCPUやマザーボードなどの負荷を軽くすることが可能です。
ハードが原因でエラーが出た際、トラブルの対処法として「ターボ機能オフ」が使用されることがあります。
CPUの発熱(最高温度)が安定する場合もあり、冷却にも有用です。
(負荷が減るなら寿命がのびるか?という点は、私の側では未確認です)
ターボ無効のデメリット
処理性能が低下する
ターボ機能を無効にすると、CPUは常に定格のクロック数(ベースクロック)で動作します。
ゲームや動画編集といった高負荷な作業においては、全体的な処理速度が低下する可能性があります。
ターボ無効を試した後は、fps低下やカクつきなど、処理性能低下の影響が大きくないか確認しましょう。
パーツ温度やfpsの確認ができるソフトを過去の記事で紹介しています。
お持ちでない方は一度お試しください。
PCファンの静音化に使用するソフトの一覧(←静音化以外でも使えます)
ターボ無効のやり方(設定方法)
ターボ無効はBIOSで設定します。
IntelはB760シリーズ、AMDはB650シリーズのマザーボードについて、搭載BIOSのマニュアルを確認しました。
実際は製品によって表示が異なるかと思いますが、設定画面を探す参考にしてください。
Intel CPU
Intel Turbo Boost Technologyをオフにします。
- [ASRock]
Advanced Modeへ移動 → OC Tweaker → CPU Configuration → Intel Turbo Boost Technology
- [MSI]
Advanced Modeへ移動 → OC → Advanced CPU Configuration → Intel Turbo Boost
- [ASUS]
Advanced Modeへ移動 → Advanced → CPU Configuration → CPU - Power Management Control → Turbo Mode
- [GIGABYTE]
Advanced Modeへ移動 → Tweaker → Advanced CPU Settings → Intel(R) Turbo Boost Technology
AMD CPU
Core Performance Boost(CPB)をオフにします。
- [ASRock]
Advanced Modeへ移動 → Advanced → AMD CBS → CPU Common Options → Core Performance Boost
- [MSI]
Advanced Modeへ移動 → OC → Advanced CPU Configuration → AMD Overclocking → AMD CBS → Core Performance Boost
- [ASUS]
Advanced modeへ移動 → Ai Tweaker → Core Performance Boost
- [GIGABYTE]
Advanced Modeへ移動 → Tweaker → Advanced CPU Settings → Core Performance Boost
CPBとPBOの違い
- Core Performance Boost(CPB):CPUを定格クロックよりも高い周波数に自動で引き上げる機能
- Precision Boost Overdrive(PBO):CPUの電力制限や温度制限を緩和し、ブーストの限界を引き上げる機能
Core Performance Boostを無効にすると、CPUは定格で動作しブーストの限界とは無縁になります。
なので、CPB、PBOはそれぞれ設定できますが、この記事はCPBだけをオフにする想定で書いています。
カスタマイズの目的によってはPBOだけ無効にすることもあるそうです。(なんか発熱がすごいときなど)
定格をキープする設定
Windowsの電源オプションを変更することで、クロック数を定格の100%にキープすることができます。
詳細は過去の記事をご覧ください。
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快適なPCライフを!
当サイトでは普段ゲーミングPCの静音化設定について、テンプレート化を目指し記事を残しています。
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